やあマルサンです。
マルサンファンの方なら周知の事実かと思うが、私はノーマル機が好きだ。
私のスロ人生に多大なる影響を与えたノーマル機は数あれど、最も好きなマシンを1機種選べと言われれば「タコスロ」と答える。
ご存知かと思うが、そのタコスロが30年の時を超え、此度令和の時代にスマスロとなって復刻する。
このプレスリリースは本当に嬉しかった。まさに待ちに待っていた。
私はユニバーサルさんに取材に行くたびに広報担当者の方に「タコスロいつ出すんですかw」って冗談交じりに質問していたくらいタコスロが好きだ。
だってさ、ハナビやサンダー、バーサス、コンドル、ゲッタマ、アレックス等々、4号機を彩った名だたる名機達が軒並みリバイバルされてんのに、タコスロだけが頑なに出てこなかった。
まあとは言え、したくても出来なかったってのが本当のところだと思う。
パチスロのリールは予め決められた制御によって停止位置が決定されるが、4号機時代はおおまかに分けて「テーブル制御」と「コントロール制御」の2つが存在。
テーブル制御はニューパルやコンドルに代表されるように複雑で多彩なリーチ目を演出できるのに対し、コントロール制御は成立したフラグを最大限スベって引き込むのが特徴。
※ザックリした説明なんで、ツッコミたい有識者の方は我慢してな
開発に詳しくないので軽々しく言えんが、今の時代のレギュレーションではコントロール制御を完全に再現するのは相当難しいんだろう。
タコスロはそのコントロール制御の代表格のような存在で、フラグ成立時は独特のスベリ音を伴って各リールがニュルニュル滑る。
このゲーム性が本当に私のツボにハマったんだよなぁ。

※4号機タコスロのリール配列
タコスロ打ちは、「⑥番BARチェリー落とし(④番タコ狙い)」、もしくは「⑭番BARビタ押し」、この2派に分かれる。
分かりやすさで言えば⑥番BARチェリー落としに軍配が上がるが、私はもっぱら⑭番BARビタ押し派だった。
毎ゲーム⑭番BARを上段にビタ押ししなくてはならないのでかなり面倒だが、その手間をかけるだけの価値がこの打ち方にはある。
前述したとおり、本機は成立したフラグは最大限(4コマ)スベって引き込む。
つまりスイカ or BIG成立ゲームでは4コマスベって下段に白7が停止するってわけだ。
このスベリが本ッ当にアツくてさ、私はこれを「鬼タコスベリ」と呼んで友人と盛り上がって打っていた。「鬼タコスベリきたー!」みたいに。
(松本ミゾレが過去に粘土で作成した、タコスロのタコ)
無論中リール(挟んで右リールでもいい)は勝負どころだ。
スイカテンパイは「残念また次回に期待」だけど、白7テンパイ時は問答無用のビッ確目。
たまに(というか結構頻繁に)BAR上段ビタをミスってて、「BIGもスイカも揃わず…」ってな恥ずかしい思いもしたけど、それも含めてアツく何より楽しく打てたし今となってはミスもいい思い出だ。
タコスロと言えば、機械割の甘さでも有名。よく言う「技術介入で設定1でも機械割が~」っていうマシンの中でもトップクラスに甘かったと記憶している。
当時8枚交換のホールでよく打ってたんだけど、低換金率ゆえに設定状況は上々。仲良くなった店長が「ウチは下(低設定)使わねぇから」って言ってたのも冗談ではなく、恐らくほぼ4以上だったんじゃないかと思ってる。
甘さの源は設定パワーもそうだけど、やはりリプレイハズシによる効力が大きい。
かと言ってハズシ手順は決してイージーではなく、ビタ押しが要求されるのでそれなりの技量は必要。
前回記事でも書いたが、若かりし頃の私は相当の目押し猛者だと自負していたのでタコスロではあまり負けた記憶がない。
仕事帰りにフラッとホールに寄って2~3時間遊んで帰るみたいなユルい感じで立ち回ってたが、今となっては毎日朝からガッツリ打ち倒していれば相当勝てただろうな、と思う。
まあ、そういう時代だったんで別に後悔もないけど。
いいことばかりではなく、私のスロ人生において決して忘れることのできない苦々しい思い出もある。
その日、いつものようにタコスロを打っていた私はハマっていた。
何百G回しても一向にボーナスが引けない。甘いとは言えハマる時はハマる。
嫌気がさし、この台はもう辞めようとラスト3枚での1ゲームをリールも見ずに適当にポンポンポンと押した。
見慣れない出目で止まったので正直違和感は若干感じたが、「適当に押したからな」と納得し隣りの台に移動した。
数分後、隣りの台(私が打っていた台)に新しい客が座った。
何気なくチラ見していると、座って1ゲーム目に左リール中段にチェリー付きタコ(④番タコ)が止まった。
この時点では単なる角チェリー。だが何だろう、猛烈に嫌な予感がする。
右リールを慎重に狙う兄ちゃん。そして中段にタコが止まり、ハサミテンパイした。
チェリー付きボーナスハサミテンパイ、それ即ちユニバ伝統の2確目。
思わず「おっほ」みたいな声を上げて揚々とタコBIGを揃える兄ちゃん。対して、思わず天を仰ぐ私。
この時代はフラグ同時成立は認められていなかったので、ボーナスフラグ成立ゲームでチェリー同時当選は絶対にしない。
要するにチェリー付きボーナスハサミテンパイはいわゆる「入ってました目」。
つまりこのBIGフラグは前任者である私が引き当てたにもかかわらず、まんまと赤の他人にプレゼントしちゃったってわけ。
私の長いスロ人生においてボーナスに気付かず他人にプレゼントしたのは後にも先にもこの出来事だけだ。
※厳密に言えばもう1機種あって、3号機ゴリゴリ裏モノの「グレートハンター」でやらかしたことがある。
当時、新宿大久保の今は亡き「スターダスト」にて友達とモーニング狙いで並んでいた。場所柄、中国人(当時の大久保は今のようなコリアンタウンではなかった)が多く奴らも徒党を組んで大勢並んでいたが、朝イチの壮絶な台取り合戦に勝利し見事にグレートハンターに座ることができた。
しかしモーニングに気付かず席を立った瞬間に、「コノ台、マダモーニングハイッテルヨ!ヤッタネ!」と中国人にハイエナされタコ出しされた。
今思い出しても自分のふがいなさと姑息な中国人にはらわたが煮えくり返る思いだが、この話しはまた今度。
さて酸いも甘いも体験してきたタコスロがいよいよ「スマスロタコスロ」となって蘇る。
導入は9月7日から。もちろん私も導入されたらホールに行くつもりだ。
あの日、揃え忘れたタコBIGを30年ぶりに取り戻しに。



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