マルサン与太話 ♯20 「この夏聴きたいギターリフ3選【1980年代編】」


忘れた頃にやってくる、やあマルサンです。

毎日毎日バカみたいな猛暑が続くが、こんなクソ暑い時こそギターサウンドだろう。

というわけで1年ぶりのこの企画、今回はタイトルにもあるとおりギターリフに焦点をあて個人的な名リフ曲を紹介したい。
※リフ……曲の中で繰り返し使われるフレーズのこと

ちなみに昨年はマルサン的フェイバリットギターインスト曲を紹介している。コラムはこちらからどうぞ。
マルサン与太話 ♯14 「夏こそギターサウンドを聴け!」

Bad Boys(バッドボーイズ) / ジョン・サイクス

早速いこう。まずは貴公子ジョン・サイクス。

若き頃から着実にキャリアを積み重ね、遂にビッグバンド「ホワイトスネイク」に加入することになったサイクス。
そんな彼が加入して最初に出したアルバムがロック史に残る名盤「白蛇の紋章〜サーペンス・アルバス」(1987年発表)だ。

アルバム全編に渡り名曲ぞろいなのだが、そんな中でも私は「Bad Boys」を推したい。

彼の愛器であるギブソンレスポールカスタムから繰り出される骨太なギターサウンド。ハードロックのお手本のような強烈なパワーリフはマジで脳天に突き刺さる。

この曲を初めて聞いてから数十年経った。今はすっかりオッサンになった私だが、今聞いても無意識で拳を突き上げてしまう。ギターキッズだったあの頃のように。

Bark at the Moon(バークアットザムーン) / ジェイク・E・リー

アメリカ人の父と日本人の母を持つ日系ハーフであるジェイク・E・リー。
若き頃より才能を認められていた彼だが、かのオジー・オズボーン・バンドのオーディションに合格し加入した時から彼の華々しいキャリアが本格的にスタートしたと言ってもいいだろう。

オジーバンドでは2枚のアルバムに参加し数々の名プレイを残したが、特に私が推したいのは「Bark at the Moon」。

まずスピード感溢れるイントロリフに一瞬で耳を奪われる。とにかくメタクソカッチョいいんだ、これが。

かと思えば、勢い一辺倒ではなく折々で複雑なコード進行や細かいテクニックをサラッと織り交ぜているあたりがニクい。
こういうのギターキッズ達めちゃくちゃ喜ぶし、そういうのもいかにもジェイクらしいんだよな~。

余談ではあるが、この曲現在はジェイク脱退後に後釜として加入したザックワイルドが弾いている。
ジェイクファンの方にお叱りを受ける覚悟で言うが、ハッキリ言って現在のザックバージョン「Bark at the Moon」の方が数段カッチョいい。

※「Bark at the Moon」ザックワイルド バージョンは権限の問題で貼り付けられないので、気になる方はこちらから

言うなれば、ジェイクが作ったオリジナルを最大限リスペクトしつつも、ザックがさらにブラッシュアップさせたという感じ。

シグネチャーモデルのサークルペイントギブソンを思いッきり低く構え、金髪ロン毛を振り乱しながら弾きまくるザックの姿は何というか「はぁ~……」って感じ。
マジでシビれるわ。

Rising Force(ライジングフォース) / イングヴェイ・マルムスティーン

最後はイングヴェイ・マルムスティーンから選曲。

絶対的カリスマである王者イングヴェイゆえに強力な曲をあげれば枚挙に暇がないが、中でも「Rising Force」は私がこの世で最も好きなギターリフだ。

幻想的で厳かなイントロ。その静寂を稲妻の如き激しいドラムサウンドが打ち破り、直後、最大限に高まった緊張感を切り裂くようにトップギアで疾走するギターリフ。

はぁ~、カッコいい……。

こんなアレンジ反則だろうよ。ライブで聴いたら失禁するわ。マジで大好き。(ちなみにこの曲でヴォーカルを務めているジョー・リン・ターナーの甘い歌声も大好き)

ギターサウンドは熱中症対策に効果的?

というわけで個人的フェイバリットリフ3選【1980年代編】をお届けした。

もちろん他にも後世に語り継がれるべき名リフは数多あるし、やれ「メタリカはどうした」だの「エディ・ヴァン・ヘイレン忘れとるやんけ」といった意見も承知の上。

そのあたりのことを語りだしたらいくらでも掘り下げられるしキリがないので、今回はあくまで個人的な嗜好に基づいての選出ということでご了承願いたい。

皆さんの好きなギターリフは何だろうか?
オススメ(特に最近のメタルはあまり知らないので)があれば是非教えてほしい。

また次回機会があれば今度は1990年代以降もお届けしようと思う。
まだまだ暑い日が続くが、それよりもさらに燃え盛るようなアツいギターリフを聴いて暑さを吹き飛ばそう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です