
やあマルサンです。
ちょっと前の話しなんだけど、妻の妹家族が春休みを利用して東京に遊びに来ててさ、それで色々案内してたんだわ。
ディズニーとかスカイツリーだとかの定番スポットは事前に一通り予定組んでたからレジャーに関しては問題なかったんだけど、
「じゃあ、ご飯は何食べたい?」って聞いたらさ、なんて言ったと思う?
義妹の子供、つまり私の甥っ子(仮名ケンジ、小6男子)からリクエストがあったのは、普段食べれない高級なものや珍しい食べ物じゃないんだよね。
「ウーバーイーツで頼んでみたい!」
って言ったんだよね。
というのも義妹家族が住んでる地域はガチのド田舎でさ、当然ウーバー対応店なんぞあるわけないから、テレビか何かで見た「フードデリバリー」ってもんにある種の憧れがあったみたい。
注文したのはただのマックなんだけど、アプリ画面でバイクのお兄ちゃんが運んでくる様子をリアルタイムで見ながら、ケンジ(仮名)ったら「スゲースゲー!」って楽しそうに眺めてるわけ。
程なくして届いたマックをお兄ちゃんから満面の笑みで受け取ったケンジ(仮名)を見てると、こっちも微笑ましい気持ちになってホッコリしたんだけど、ふいにその時こう思ったんだ。
これはパチスロの立ち回りに通じるものがあるぞ、と。
立ち回りの本質
穢れない小6男子の無垢な心情とパチスロの立ち回りを同列に語るなど、負けすぎて気でも狂ったかと思われるかもしれないが、まあ聞いてほしい。
重要なのは「何を食べるか(どの機種を打つか)」ではなく、「どこで注文するか(どこのホールで打つか)」。ここに立ち回りの本質がある。
これまで、自分の気に入った機種を近所の居心地だけは満点のホールで擦るのが基本スタイルだったが、それじゃあ勝てない。
機種選択よりもホール選びを重視すべきだと、小6のケンジ(仮名)に気づかされた。
「いまさら何を偉そうに当たり前の講釈を垂れているんだ、バカなのかお前は」というツッコミはごもっとも。
でも、せっかくなら最後まで付き合っておくれよ。あと数行で終わるから。
早起きは三文の徳?
後日、改心した私は家から車で小一時間かかる普段は絶対に行かないが、この日某作家先生プロデュースイベントを打つホールまでやってきた。
都心から離れた郊外店にもかかわらず朝から結構なパチンカスが集まったのでホール選びは間違っていない。滅多にない強い日であるのは疑う余地もないだろう。
だが残念ながら抽選番号には恵まれず……。最悪キン肉マンを覚悟したが、なんとそれすら取れずという始末。
しかし奇跡的に空いていたマイジャグVを何とか確保することに成功。マイジャグVなら勝負台として申し分ない。
キン肉マンですら速攻で埋まるこの日のイベントの強さを考えれば、十分期待値はあるだろう。
……が、そこまで。結果を先に言えば惨敗。
バカみたいなバケラッシュで辞めるに辞められず、散々踊らされた挙句、設定などあろうはずがないことに金と時間を使わされてようやく気づいた。
見せ場と言えば、終盤で1G連を炸裂させたことくらい。

※レバーオントラっぴでジャンバリ0確
ケンジ(仮名)の教え
帰りの車の中、あの言葉を思い出した。
嬉しそうにハンバーガーにかぶりついた後、
「味は……普通のマックだね」
と極めて冷静に呟いたケンジ(仮名)の言葉を。



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