
ここ最近、話題沸騰中のスマスロをちょこちょこ触らせてもらっている。
スマスロに関しては、内規が緩和され従来の6号機より遥かにゲーム性が向上(主に出玉性能)していることについて、その話題性の高さから一般ユーザーの方も既に知るところだろう。
実際、どのマシンも有利区間撤廃をうまい事ゲーム性に絡めており、それによりヒリつくシーンが多々あったし、お世辞抜きでマジで面白いと感じた。
ゲーム性もさることながらハード面に関しても、プレイはメダルレスで遊技可能となり、出玉は完全にデータ化されて管理されるのもスマスロの大きな特徴の一つだ。
スマスロ専用ユニット不足による供給難、それによる中小大手ホールの格差問題等々、ネガティブな面も今後の課題として残されているが、いずれにせよパチスロ(来年にはパチンコも)が新たな歴史を刻むことは間違いない。
話しは突然変わるが、インボイス制度をご存じだろうか。
超ザックリに言えば、全ての個人事業主(フリーランス)が売上に対して消費税を納めなくてはならないという制度。
これが来年の10月から始まる。
普通の会社員の方であれば、「なんとなくニュースとかで聞いたことがある」程度であまり関係ないかもしれんが、私やミゾレさんのような個人事業主にはかなり深刻な問題。
なんせ、今まで売上1000万以下の零細個人事業主として免税の恩恵を受けてきたのに、急に消費税を納めなくてはならなくなったのだから。収入の10%(※)無くなるんはそらデカいよ。
※最初(令和5年10月)は8%からスタート
まあでもそもそも納めるべきものを、これまで免税業者として温情を受けてきただけであり、それが本来の形に戻るというだけなので「まあ仕方ないか」といった割り切った気持ちではいる。
そして本題はここからだ。
冒頭にも書いた通り、この制度が適用されるのは全ての個人事業主。
要するに特定の会社に属さず、何かしらの手段で収入を得ている社会人を指すわけだが、これには当然ギャンブルで生活している者も含まれる。
いわゆるパチプロも当然そうだ。
本来であれば、パチンコで(20万以上)勝った場合は雑所得として確定申告しなければならない。
しかし、そんなことしてる人っているだろうか?
メディアやSNS等で派手に収支報告してるライターさんとかでも、純粋なパチンコ収支のみに対して真面目に申告してる人なんて私は知らない。
※私が知らないだけで、しっかりと申告されてる方がいたら申し訳ありません
何故そんなことがまかり通るのかと言えば、現金勝負のパチンコ遊技でレシートや領収書など残るわけもなく、さらに貯玉などで遊技をされたら税務署が彼らの収支を正確に把握することなどほぼ不可能だからだ。
ここで話しを冒頭のスマスロに戻そう。
スマスロは最短で11/21に導入開始される。
以前から出るぞ出るぞと噂はあったものの、状況が急激に展開しだしたのは今年に入ってから。
そこから話しがトントン拍子に進み、あれよあれよとデビューが決まった感があるが、足並みが揃わないことで有名なこの業界にしては珍しく、あまりに順風満帆すぎやしないだろうか。
もちろん、ユーザー人口回復へ向けて水面下で精力的に動いてくれたエライ方々の多大なる苦労があっての成果であることは間違いない。
しかしそれとは別にスマスロ導入をどうしても急ぎたい理由があったのではないかと勘繰ってしまう。
ズバリ言うと、インボイス制度開始に間に合わせたかったのではと推測する。
前述したように、スマスロ(スマパチ)では出玉は全てデータとして管理される。
つまりやりようによっては個人の収支が丸わかりなわけ。
既存のスマスロではまだそこまで各個人の収支にフォーカスできるほどの管理性能はないが、これが将来的に、例えばマイナンバーカードなどと紐づかせることが出来れば、
『あなたは、〇月〇日に××ホールで〇番台を×時から×時まで遊技し、〇〇円収入を得ましたので確定申告をしてください』
と言った通知が税務署から来るかもしれない。
もしそんな未来が来れば、パチプロ連中(もちろん兼業も)は大騒ぎだろう。
今までバレないと言うだけで納税を免れてきたそういった連中に対して、いよいよお上が怒りの鉄槌を下し始めてきた。
スマート遊技機普及に関してはそういった裏の意図があるように思えてならない。
あくまで私の妄想なので、信じるかどうかはあなた次第。



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