マルサン与太話#7 「パチ屋で出会ったヤバい客」


やあマルサンです。
高校生の頃に悪友に誘われパチンコに触れてから、プレイ歴は今年で早や33年目になる。
これだけ長い間ホールに通っていると、それなりに奇怪な体験をしているもんで。

というわけで今回は流行りのYouTubeネタよろしく、私が今まで出会ったパチ屋にいたヤバい客(店員)を紹介しよう。

子連れヤンママ

まずはこれ。タイトルまんま。
今でこそ、パチンコ狂のゴミ親による悲惨な事故が後を絶たないため子連れ遊技なんてもってのほかだが、やっぱり昔は結構いたのよ。親に連れられてきたガキが。
流石にプレイ自体はNGだけど、親が遊技中にシマを徘徊して落ちてる玉やコインを拾い集めたりなんかして。

なもんで、当時はホール内に子供がいるのは珍しくない光景だったんだけど、あの日見た親子には流石に目を疑った。

子供は子供でもなんと乳幼児。
まだ生を受けて間もないと思われる乳飲み子を、頭マッキンキンのヤンママがおんぶして一心不乱に大花火(4号機)を打っていた。しかもくわえタバコで。

ホールの喧噪を子守唄代わりに母親の背中でスヤスヤと眠る幼き赤子をよそに、煙を燻らせながら華麗にビタを決める母親。
まさに母は強しと感心すると同時に「流石にこれはマズイだろ。店員も注意せえよ……」と思ったが、子育ての合間のひと時のストレス解消だと思えば百歩譲って分からんでもない。

今でこそ100億%考えられない話しだが、わずか20数年前はこれが普通にまかり通っていたんだから、良くも悪くも寛容なホール環境だった。

あの赤ん坊、今はもうそこそこいい年齢になってるハズだけど、立派なパチンカスに成長してるかな。

最強攻略法「ナガシマ打法」

永久連チャン
パチンカーにとってこれほど憧れるワードはないだろう。
今ではこの言葉を謳えばほぼ100%詐欺だと言い切れるが、ソフト面のスキをついたマジモンの攻略法が昔は結構あってさ。

今から30年くらい前に登場した平和のブラボーキングダムもその一つ。
スペックは、当時としてはいたって普通の数珠つなぎ連チャンデジパチ。

この機種にはモードが複数あって、その内の一つが大当たり確率20数分の1の天国モード、その他のモードは絶対に大当たりしない地獄モードになってて、大当たり終了後に必ず移行する天国モードをループさせることで数珠つなぎ連チャンを発生させていた。

モード移行の条件は、保留複数点灯時のハズレリーチ後。(たしか保留3個以上だったかな)
つまり、保留を点けないように打つだけで永久に天国モードに滞在するってわけ。
※うろ覚えで書いてるので数値面が間違ってるかもしれん。興味ある方は自分で調べてくれ

まずは自力で大当たりを引く。(これが最も大変)
大当たり直後は天国モード滞在確定なので、モードを移行させないように単発打ちで回す。
これだけで20数分の1で大当たりを引き続けることが可能、というバカみたいな攻略法。
※ただし、大当たり終了後の残保留玉でハズレリーチがかかる可能性があり、これを回避することは困難なので永久的な連チャンは実質不可能

至ってシンプルかつ強力なんで、攻略法発覚後ブラボーキングダムは一斉に撤去されたんだが、少数ながらも残し続けるホールは存在した。
かくいう私も挑戦してみようと何とか設置ホールを探しだし、友人と神奈川県相模原のホールまで足を運ぶと台数は3台だけだったが本当に設置してあった。
しかし打っている客は初老のジイさん一人だけだったため、攻略法(単発打ち)禁止の店なんかなと思ったが、そのジイさんがやけに出している。

ドル箱に囲まれ口を半開きの呆けた顔で打つそのジイさんの姿があまりに異様だったため躊躇ったが、せっかく相模原くんだりまで来たんだからと勇気を出して、
「この店って連チャン打法やっても大丈夫なんですか?」と恐る恐る聞いてみたところ、
「……連チャン打法?ナガシマ打法のことか?」と返ってきた。

頭の中が「?」で一杯になったが、これ以上は会話にならないと思い、そのまま打たずに店を後にした。
特にオチはない。

体当たり店員

これも随分と昔の話しになるが、ヤバい店員にも出会ったことがある。
体験したのは私ではなく、私の友人。
その友人は学生業のかたわらセミプロのようなことをしており、特にハネモノを得意としていた。

当時のホールは2.5~3円くらいの低換金が主流。それに合わせてハネモノは定量制が一般的で友人が通っていたホールも4000発で打ち止めとなる営業形態だった。
低換金の定量制ハネモノは当然ながら甘い釘調整が多く、それに目を付けた友人は学生としては十分な額の小遣いを稼いでいた。

友人が特に大好きだったのは「たぬ吉君」(京楽)。
たぬ吉君はカテゴリは一応ハネモノだが、簡易なデジタルを搭載しており大当たり(V入賞)後にデジタルに「V」が表示されれば15R獲得となり、以降は必ず3回連続で「V」が出る仕様。
つまり、初回大当たりで「V」を獲得さえすればその後3回の大当たりは15Rが保証されるので、4000発打ち止め待ったなしとなるハネモノとは名ばかりの一撃性が高いマシンだった。

その日も早々に「V」を引き当てた友人。後はホクホク顔で残り3回の大当たりを消化するだけ。しかし、後の3回は必ず「V」獲得とはなるが、大当たり(V入賞)まで保証されているわけではない。
あくまで大当たりまでは自力となるため、この大当たり間で出玉を削られることもしばしばあった。

大当たり間のハマリで苦戦しながらも何とか4回目のV当たりを消化した直後に店員が打ち止め終了を告げてきた。
しかし、結構削られたため出玉は明らかに少なく4000発には届いていない、つまりまだ打つ権利があると主張する友人。
対し、V獲得=打ち止めという杓子定規的な接客しかできないアホ店員は4000発あると言って譲らない。
※当時はホルコン性能が低く、打ち止め定量は店員の主観で判断するケースが多かった

事を荒立てても面倒なので、渋々店員に従って玉を流してみると案の定出玉は4000発に遥かに達していない。
友人が苦言を呈すと、その店員は逆にガンを飛ばしてきて投げるようにレシートを渡し、そして去る間際、明らかにワザと体当たりして友人を突き飛ばしてきたそうだ。
今なら大クレーム案件だが、当時は横柄な店員の睨みでパチ屋の秩序が保たれていた側面もあり、そんなゴミ店員が野放しになっていた。
勿論、ハタチそこそこの若造に食い下がるという選択肢はなく友人は泣く泣く換金したそうな。

当時のパチ屋は立場的に“客<店員”の図式が成り立っており、そんなもんだから当然接客レベルは著しく低かった。
現在の気持ち悪い笑顔のマニュアル接客を受けるたびに、この業界も(上辺だけは)随分とクリーンになったなぁとしみじみ感じる次第。

ハンマーおじさん

最後はちょっと番外編。
ハンマーおじさんと聞いて知っている方も多いだろう。この業界では悪い意味で非常に有名な人物だ。
この事件の時、現場にいたわけではないので詳細については語らない。検索すれば幾らでも出てくるので自分で調べてほしい。

当日現場にいたわけではないが、次の日に現場となったホールで仕事があったのだ。
前日に事件があったことは知らされていたので、当然明日の仕事は中止になるだろうと思っていたが、なんとまさかの続行。

嘘だろう!?と思いながら現場に赴くと、朝から客が並んでおり普通に営業する様子。
そのまま何事もなく開店を迎えたが、前日の事件のことが気になって仕方がない私は真っ先におじさんがやんちゃしたシマに向かった。

すると何事もなかったようにシマが存在していた。
ハンマーで“おいた”された台はいずこへ!?
少なくとも1台や2台ではなかったし、結構な台数がやられていたハズ。

たった一晩でここまでの復旧は、対応が早いとかいうレベルではなくハッキリ言って異常。部品交換とかメンドクサイ申請とかあるわけだし……。
※各所に迷惑がかかるので真相については秘密

「パチンコ屋って凄え……」と大手パチンコチェーンの凄さを色んな意味で思い知った出来事だった。

以上、過去私が出会ったヤバい客(店員)を紹介した。
ホールという魔境には魔物が住んでいる。
皆さんも遊技の際は注意されたし。

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