ミゾちゃんコラム#12「この世で一番面白いゲーム、fallout76」

松本ミゾレ コラム 振り上げた拳 フリコブ

2018年10月のリリース以来、延々やっているゲームがある。
それが『fallout76』だ。
ベゼスダっていうアメリカのゲーム会社が出している人気タイトルの現時点でのソシャゲを除く最新作で、シリーズ初のオンラインゲームになっている。

リリース初期は多数のバグ、予期せぬチーターの跋扈、NPCのいない完全に死んだ世界をうろうろする羽目になる、無常あふるる世界観に拒絶反応が続出。
一気に値下がりしてクソゲーの烙印を押されてしまった。

が、そもそもこのゲームってオープンワールドとしてかなり作り込まれているし、自分の好きな場所に家を建築したり、武器や防具を改造したり、好きな人にはたまらないコンテンツにまみれていた。

僕なんかもその一人で「なんでこんなに評価が低いんだ?」とか思いながら、今日にいたるまで地道にコツコツ遊んできた。
今日はちょっと、このゲームの良さについて、プレイ中のスクショも交えながら話していきたい。

NPCが戻ってきたら途端に評価も上昇。今ではいいゲーム扱いに

ベゼスダとしてもNPC不在ということに対する不評には面食らったはずだ。
NPCがいない。つまり人が死滅した世界観がウリだったはずのこのゲームの舞台「アパラチア地方」なのに、とにかく日に日に「人がいないのはつまらん」という声が世界中から噴出していく。
とうとうあるときのアップデート情報でNPCが流入してくると予告することとなってしまった。

人はいなくても、“人だったもの”ならサービス当初からそこらじゅうにいた。画像はスコーチと呼ばれる元人間。このあとバラバラに。

要は人がいなくなる前のアパラチアから逃げ出した人間や、アパラチアが復興しつつある(主にプレイヤーたちの手によって)という情報を知った者が集まってくる、という筋書きに変更となったのだ。

するとこの情報を見たユーザーたちが、一度は見切りをつけたのにNPCがいるというだけで戻ってくるようになった。
そこに至るまでにリリース初期の数々のバグも解消されていたので、必然と評価も高くなっていき、今ではsteamでも比較的高評価のゲームとなっている。

キャラメイクも割と手が込んだものが作れる。画像は阿部寛をモデルに作成した顔。

最初期からずっと遊んできた人間としては「そこまで変化あったっけ?」って感じなんだけど、恐らくゆるやかにアプデが繰り返されてきたから、もうその辺マヒしちゃってるんだろう。

広大なアパラチア、君はどこにマイホームを建築する?

ここまで書いてきた内容で分かるように、僕は『fallout76』が大好きだ。
その理由の恐らくもっとも多くのウェイトを占めているのが建築。

木材、鉄などをフィールドからかき集めて、なおかつサブクエなんかをこなして手に入れる設計図などがあれば、色んな建物や家具を作れるようになる。

画像はメインキャラのために作った自宅。モデルが実際に僕が住んでいる一軒家で、間取りもそっくり。

これが個人的にはとても面白く感じられるわけだ。
アパラチアはかなり広いフィールドになっていて、山岳地帯もあれば川に面している地域もある。
好きなロケーションに家を建てて、そこで悠々自適の休息を楽しむこともできる。

さらにはコンパニオンと呼ばれるNPCを任意で1人だけ配置できるから寂しくない。
コンパニオンからは1日に1回ぐらいのペースでクエストを受注できて、それも難易度の割には報酬が美味しい。
コンパニオンによってはクエストを受注できない場合があるが、そういうNPCにも特性があり、あるNPCは料理を作ってくれたり、別のNPCは医者なので治療を格安で行ってくれる。

で、前述のアプデによってNPCがアパラチア全土に点在するようになった。
ひたすらフィールドを流浪している者も多いが、中には特定の地域にスポーンするNPCもいる。
その地域に家を建てれば、そこに発生するNPCがそのまま居着いてくれるし、家具を用意すれば利用もしてくれる。

画像はバグによってNPCが下着姿になったまま徘徊するようになったシーン。今もバグがなくなったわけではない。

つまり寂しくなくなる。

あわせて、コレクトロンと呼ばれるポンコツロボットも家に置くことができるし、ミルクを調達するための牛も飼える。
適切なスキルを手にしていれば、フィールドにしばしば現れるモンスターをテイムし、それを家でペットとして飼育することもできる。

家に対しては、しばしば敵が襲撃するがNPCやペットとしたモンスターがいれば迎撃にあたってくれるので、防衛力としても頼れるということになる。

それからここ最近になって、地下室を建造する機能も登場した。
アメリカの邸宅には地下室は不可欠。これを再現するためにも実装されたわけだが、僕は地下室文化ってのがよく分からないので、適当にキオスクを作っておいた。

地下鉄の階段降りてすぐのキオスクをイメージした偽キオスク。

ちなみにこの偽キオスクは実際にアイテムを販売するベンダーを設置しているので、普通にコンビニやキオスクで購入できるようなアイテム(マスクやフリスク、書籍など)を並べてある。

こういうのも売ってる。

ビルド系のコンテンツが好きな人には、このゲームこそやっていただきたい。

チームで遊ぶもよし、1人で彷徨うもよし

で、このゲームには即席で同じサーバーにいるプレイヤーと、ある程度近しい目的同士で集まれるチーム作成機能が実装されている。

これがなかなかに便利で、特定のイベントに挑戦する場合などに、同じような人間とすぐに同期できる。
ボイチャで意思疎通もできるし(まあほとんど外人だけど)、効率的に遊ぶことができるようになるため、攻略の手間もかからない。

大勢で組んで特定のレイドボスを倒すイベントも。開始前には集まって記念撮影もできちゃうぞ!(右端のは知らん奴の死体)

もちろん、たった1人で難しいクエストやイベントに挑むことも可能。
スキルによっては単独で攻略中には防御力がアップする便利なものもあるので、下手に徒党を組まない方が良いということも。

本ゲームにはカメラも実装されており、風景を撮影したり、動物を写すこともできちまうんだ!

それでなくても1人で遊びたい人も多いだろうから、この辺の棲み分けはよく出来ていると感じる。
あえて武器を持たず、丸腰でうろうろして、現地調達の装備で乗り切るって遊び方も楽しい。

リリースからだいぶ時間が経ったけど、未だに「こんなところがあったのか」みたいなロケーションを発見することも多く、かなり底が知れないゲームという印象だ。

おわりに

なによりリリースからもう今年で丸3年になろうかというところなので、ソフトの価格が安い。
するゲームがないって人で、この手のオープンワールドが好きな人なら買っていても損はない。

買わないか?

初期のバグ地獄のせいで評価がやたら低かったが、その点はもう既に解消されている。
最初から今のクオリティで出しておけば……という気がしてならないが。

もしこれを読んだ人の中に「俺もやりたい」って人がいたら、PS4ユーザーの場合は是非僕に連絡を。
初心者には役に立つであろう武器防具一式、必要ならクラフトしてあげようね。

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