お元気ですか?
井上陽水です。(違います)
5号機の撤去、順調ですね。
6号機の浸透、いまいちですね。
人気のある6号機は今のところ生まれていません。
「仕方なく打つ6号機」って感じで打ってる人をよく見ます。
現状残された5号機くくりの台も少ないわけですが、他方で2016年の11月に導入されて以来、何気に今に至るまでそこそこの数の店舗にとりあえず設置されている5.5号機の『SLOTバジリスク~甲賀忍法帖~Ⅲ』のことは、6号機ではないとは言え、あんまり熱心に打ってる人はいないところです。
今日はちょっと、この機種を恐らく全国で20番目ぐらいの勢いで打ち込んできた筆者が、どうやったらメダルを出せるのか。
これを説明していこうと思います。
[画像はP-WORLDより引用]
ベルを引き続ければ終わらない!引けねば死ぬ!
本機は人気の高いバジシリーズの中でも、もっとも人気の低いマシン。
6の割が119%であることに価値があったとされるバジの中において、設定6でも110%しかないことから、今に至るまでほとんど見向きもされない4年間でした。
純増は1.7枚。CZを経由しなければバジリスクタイム(以下、BTと表記)に突入することはほぼない上に、天井も1200Gと無駄に高く、仮に天井到達しても別段モードの恩恵らしい恩恵はない機種です。
一応バジリスクチャンス(以下、BCと表記)が純粋なボーナスとして搭載されているものの、これもかなり重く、一番BCの期待が高いチャンスベルを引いても9%ちょいの重複率しかない有様。
しかもチャンスベルからのBCは絶対にプレミアムバジリスクチャンスには繋がらないという妙な縛りもあり、フリーズを引くには巻物か強チェリーでプレミアムバジリスクチャンスを引き、その際に50%の抽選を突破しないとダメ。
フリーズの伴わないプレミアムバジリスクチャンスはARTのモードが最高と確定しないため、朧スタートの時点でかなり期待できないということになります。
単発で終われば純増も低いため、ベルが引けないとせいぜい50枚以下で終わることも多く、前兆も平均して30Gはあるので「これなら当たらない方が良かったじゃん」となることもしばしば。
しばしばと言うか、1日打ってると絶対3回ぐらいはそういう状況に遭遇します。
せっかくCZを突破しても、ヒキが悪いと純増は1枚以下で終わる。
しかしこれ、逆を言えばベルさえ引いていればいつまでも終わらないってことなんですよね。
さすがにそれは現実的ではないものの、『バジⅢ』はARTに4つのモードがあり、これが高いほどベルリプと呼ばれる、リール下段にベルが揃うリプレイの出現頻度が高くなります。
なので、早い話モードの高いBTを引いていれば、後は平均的な運さえあればそこそこ続きやすいってことは言えるんですね。
で、このモードを読み解くポイントはいくつかあって一つは朧スタートの場合、モードは2以上が確定です。
ただしモード2とか屁のようなもので、基本すぐ終わります。
もう一つが通常時にCZ「駿府城」に突入した場合ですね。
こちらは最低でもモード3からのスタートとなります。モード4が選ばれることも結構あります。
そして最後に白バー揃いのプレミアムバジリスクチャンスですね。
これも最低モード3から。フリーズすればモード4確定です。
ただ、基本的に当たりの大半はモード1か2。
設定もある程度モードの選択率に関与するけど、基本は下のモードがメインです。
その代わり本機はレア役がかなり強くなっており、「争忍の刻」中のレア役は問答無用で敵を1人倒します。
万が一倒せなかったらBCか「無双連撃」というベルリプ特化ゾーン突入です。
レア役は引いた時点で敵を確実に減らし、かつ「無双連撃」突入抽選も行っています。
さらにラストの天膳バトルにおいてもこれは当然有効なルールなので、敵がもう天膳1人しかいない場合は、たとえ弱チェリーであろうと撃破確定。
弦之介がやられた後のリザルト画面で引いた場合も復活となります。
なので、「争忍の刻」中はとにかくレア役の引き損がないということをおぼえておきましょう。
それと、ベル、ベルリプを4連以上引くと味方の攻撃力が、当該メンバーの攻撃が途切れるまで(つまりリプレイを引くまで)高くなった状態が継続し、一気に敵を減らすチャンスですが、意外と5連しても6連しても相手が倒れないこともあるので、高望みしなくてもいいでしょう。
長い前兆を超えて出てくるCZが基本的に弱いのもバジⅢの特徴…
『バジⅢ』を打つ上で一番しんどい瞬間。それが基本CZ待ちしかない通常時を回すという作業です。
従来のバジシリーズと同じく、基本は弱チェリーで高確に上げて、そこでレア役を引くか、運良く周期抽選のG数に引っかけるかです。
しかし本機は高確ステージと実際の高確G数が完全にズレており、画面上はまだ弾正屋敷なのに、とっくに通常時に落ちていることもザラ。
高確中に強チェリーを引けばCZ確定ですが、こういうズレがあるために画面上はまだ高確だけど、実はもう……みたいなことばっかりです。
その上、いざCZが確定してもいちいち30G近い前兆を挟んで連続演出を経る必要が。
もちろん、この前兆中にレア役やBCを引くとCZのランクが上がるので無駄ではないものの、これもストレスの元凶です。
そしてようやく突入したCZも、期待度が一番低い「甲賀卍谷防衛戦」が8割の頻度で出現。
ここではリプレイを引くごとに味方が参戦する可能性が高くなり、さらにレア役はやっぱりこのステージでも強く、豹馬ぐらいまでなら弱チェリーでも参戦してくれます。
まあそこまで上手く行くことはそうそうなく、規定G数以内に誰も来ないなんてこともザラ。
出合わない。
味方が参戦しないままではほとんどBT突入は絶望的。
しかしこの状態でも決着演出中に、どんなに弱くてもレア役を引けばBT突入確定です(刑部1人の場合)。
ま、そんな苦労をしてやっと突入したBTがモード1とかも良くあることなんですけどね。
未来は僕らの手の中。
もちろんCZは高確ステージ滞在時ではなく通常時でも抽選されているものの、設定1から5までは一律突入率は40%にも満たないもの。
6だけ通常時でも50%を超えてCZに繋がりますが、なんか心許ない数字なんですよね。
しかも滅多には突入時点でBTモード3以上確定のCZ「駿府城」には行かないし(前兆中に死ぬほどレア役を引けば、あるいは)。
だけど続く時は続く。続けばより続きやすくなるのがバジⅢ!
まあ、ここまで長々と嫌なことばかり書いたわけですが、それでもバジⅢって他の5.5号機と比べても、別にそこまで不人気になる理由はない気がするんですよね。続く時は嫌になるほど続くので。
モードが低かろうと、自力で継続させていくことで内部にポイントが貯まり、このポイントがマックスになると「鬼哭啾々」という10G間の特化抽選ゾーンに突入します。
ここではリプレイやベル、ハズレでも2.3%で突破抽選をしており、強レア役なら確定で突破。
成功すると「真瞳術チャンス」突入が確定となりますので、レバーに力が入るとか、入らないとか。
意外と何も引いてないのにいきなり勝つんで、期待しないで消化するほうがいいです。
まあ、ここまで到達するには文字通りギリギリの攻防を何度も経験し、何戦も自力で勝たないといけないんですけどね。
さらに言えば『バジⅢ』は歌が流れて継続確定しているときに自力で勝利してもストックはしっかり消化されるので、とにかく継続させるのがしんどいけど、さすがに『絆2』とかよりマシなレベルです。
それと……10戦ぐらい続いてると妙に何も引いてないのに継続したり、絶対終わったであろうタイミングで復活したりすることも。『バジⅢ』ってストックのタイミングでちゃんと告知しないタイプの機種なのかもしれません。
まあ、不人気だったので解析も出揃ってない感があるし、みんなが知らないことはきっとあったのでしょう。
一応CZに関する弱いリセット恩恵もあるし、確度は低いながらもリセ判別も効きますから(ベル逆小V出目を引く前に引いたリプレイが中段揃いならリセット濃厚)、「打つ台がねえじゃねえか」と思っているのにパチンコ屋に行っちゃう中毒者は触ってみるのもいいでしょう。
なんだかんだ2400枚規制がなければ高モード射止めるとちゃんと出るので勝てるヨ。
上記が筆者の『バジⅢ』単体での収支です。
設定が入ってなくてもリセだけはしてくれる店舗だと、下手に最新の6号機とか『沖ドキ!』に手を出すよりも精神衛生上は良いと言った印象すらあります。
なので打ってみてくださいね。
もうすぐ撤去だろうけど。



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