ミゾちゃんコラム#25「君は会えるかな?水辺のいきもの大図鑑」

こんばんは、松本ミゾレです。
2月ぐらいからドラクエウォークをやりはじめて、とりあえず毎日ノルマ7,000歩設定でうろうろしています。

暖かくなってきたんで、このところは水辺をずっと沿うようにして歩いていまして。
好きなんですよね。水辺とその周辺に棲む生き物が昔から。

なので今日はちょっと、普段僕が散歩していると目に付く生き物たちの紹介をしていきたいと思います。
本州以北なら全国どこでも見られるような生き物ばかりなので、皆さんもその肥えた醜い体をどうにかするためのウォーキングをする機会があるんなら、ぜひ探してみてください。

アカハライモリ

まずはこの両生類から。

ちょっと見えにくいけど、分かります?
頭を下に向けて、尾が画面の上を向いているこれはアカハライモリですね。

割とどこにでも見られるポピュラーな両生類で、名前の由来はお腹が赤いまだら模様になっている点。
画像ではその特徴は確認できませんが、アカハライモリは赤い毒々しい色合いで外敵を威圧するのだとか。

ペットとしても育てやすく、また人にもよく慣れるためオススメ。
ただし微量ながらも毒があるので、触った後はしっかり手を洗わなければなりません。

割と止水に近い水路や、貯水池、沼で頻繁に見られる在来の生き物となります。

オケラ

続いてはこの昆虫。オケラです。

翅があるので空を飛行可能で、陸上での移動も素早く、スコップのような前脚で土の中を掘り進むこともできるうえ、撥水性の高い体は水上を泳ぐことも可能という全地形万能型の面白い生き物です。

水辺以外でも出くわすことがある生き物ですが、近年はその数がそう多くない、貴重な在来種。
危害を加えることはないので、屋外で見かけたら優しく捕まえて観察してみるといいでしょう。もちろん無毒です。

ただ、1日に摂取しなければならないエネルギーも多く、加えて水分不足ですぐに死んでしまうので、飼育は困難。運よく出会っても持ち帰らずに、見守ることが大切です。

タニシ

今度はタニシを紹介しましょう。
これも在来の生き物ですが、画像のタニシは具体的にどんな名前なのか、ちゃんと確認していないので分かりません。

ただまあ、ジャンボタニシではないですね。
ジャンボタニシというのは外来種で、他所から持ち込まれた生き物になります。
区別はなかなか難しいけど、そのうち見分けることが可能になるんで最初は気にしなくていいでしょう。

分かりやすいのが、ピンクの卵の塊を生むのが外来のジャンボタニシで、それ以外が在来のヒメタニシとかオオタニシ、マルタニシ辺りです。

タニシみたいな巻貝がいて、その付近でピンクの卵塊がない場合は、そこは在来タニシの楽園だと考えてもいいかもしれませんね。

ウマビル

次は水棲のヒルを紹介しましょう。血を吸うアレですね。

画像のヒルは4月ごろに水を張ったばかりの田んぼで発見した個体です。
ウマビルと思われますが間違っていたらすまねえ。

これも在来種。
このヒルは人間の血を吸うことはなく、タニシやカワニナなどを捕まえて食べるタイプの生き物になります。
基本的には無害ですが、見た目がちょっと奇妙なのと、ヒルの仲間ということで毛嫌いされています。

また、水棲ヒルが全て血を吸わないかと言えばそういう限りでもなく、中には亀の表皮に取り付いて吸血するヒルもいます。怖いですね。

アメリカザリガニ

今度は代表的な外来種。日本の生態系を壊し続ける困りもの、アメリカザリガニの紹介です。

この個体は直前にタヌキか野良猫かに襲撃されていたもので、そのせいで脚がやや足りません。
脱皮するごとにそれらは再生するものですが、時間が掛かります。

アメリカザリガニはイネを食害する他、在来の魚などを襲う困った生き物ですが、見た目がかっこいいので子供たちからは人気の的。

ただし昨今条例が改定されまして、アメリカザリガニについては販売と輸入、放流が正式に禁止となりました。
つまりもうデパートやペットショップで彼らを購入することはできないわけですね。

しかし水田や水路にはまだ多く繁殖していますので、育てたい方は捕獲しましょう。
その際、飼育に飽きても放流は厳禁。法律で罰則対象となるのでご注意を。捨てるぐらいなら飼うな。それか食え。

ニホンイシガメ

それから、こういうのも。

しっかり捕獲して確認したわけではないのでアレだけど、これ恐らく在来種のニホンイシガメだと思います。
甲羅の後ろ側が確認できれば一発なんですけどね。
でもまあ、顔がイシガメだから、イシガメだろうと。

準絶滅危惧種で、外来のクサガメやミシシッピアカミミガメとの生存競争に負けて分布を減らしています。
また最近では外来種のアライグマによって捕食され、さらにその数を減らす形に。

子亀の頃にはアメリカザリガニに捕食されることもあるので、まさに外来種を日本に導入した人間の犠牲者の象徴みたいな動物ですね。

ちなみにペットとしてはかなり飼いやすく、飼い主に懐くのも早いのですが、亀なので当然長生き。
現在アラフォーぐらいの人はもう飼育しないほうがいいでしょう。
恐らくあなたが先に死ぬ。

おわりに

ということで、ちょっと説明ベースではありましたが、僕が普段遭遇する水辺の生き物たちの紹介をしていったところです。

水辺って普段意識して観察しないって人が多いでしょうが、意外と想像以上に色んな生き物がひしめいています。
そういうのを眺めるだけでも面白いし、捕獲してみたり、飼育するのも楽しいので、興味があったら色々調べてみてください。

以上。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です