
先日のこと、いつものように仕事終わりに馴染みのホールに立ち寄ると、嫌いなエナ専(ハイエナ専門)が仕方なしに打ったであろう5スロで5000枚オーバーの大事故を起こしていたのを見て「そのまま向こう二年分くらいの引き使い果たしてしまえ」と初めて他人の万枚を願いました。どうも、振り上げた拳のやーまるです。
皆さんは1パチや5スロなどの低貸しを好んで打ちますか?
今や設置がない店舗を探す方が難しくなるまでに定着した低貸し。どこに行っても高稼働で賑わいを見せていますよね。
僕も一時期は5スロばかりを打ち倒していました。というのも旧基準機の吸い込みスピードだと、5スロや10スロが丁度良かったりするんです。懐かしい台がゴロゴロしてた頃はよく乱れ打ちしていました。
しかし、ある時を境に低貸しを打つことは殆ど無くなりました。
完全に低貸しオンリーという人は気にならないと思うのですが、4パチも20スロも1パチも5スロも何でも打つよ!っていう人にとって切っても切り離せないのが偏り。
20スロで大負けして5スロでちょい勝ちなんていうパターンを経験するとだんだん馬鹿馬鹿しくなってくるんですよね。
全く引けなかったGODがポロッと引けたり、ギアスラinギアスラなんていうミラクルな引きをかましてしまったり、とにかく低貸しの時に限って事故るもんだからうんざりしてしまいました。
「…あれが逆だったらなぁ」
なんてことを当時を思い出しながら考えていたら、ふと気がついてしまったんです。
逆に偏らせてやればいいじゃないかと。
パチスロには設定によりけりですが出玉率という絶対的なものがあり、それによって全てが決まっていますよね。
俗に言う“引き”というものも、所詮はその枠の中に収まるよう設計されているわけですよ。
高設定だろうが低設定であろうが、永久に出続けることも吸い込み続けることも不可能なんです。最終的には必ず一定の数値内に収まろうとする、それが出玉率。
高設定を探す力もなければ、優良店に並ぶ気力もなく、期待値のある台を見つけることが出来ない人間に残された最後の攻略法…。
それが今回、僕(やーまる)が提唱する「肉を斬らせて骨を断つ打法」です。
この攻略法が世に出回ってしまうと、日本中のホールから低貸しが無くなるかも知れないリスクを承知でフリコブを読んでくれている皆さんにだけ特別にご紹介します。
ズバリ超簡潔に説明すると…
まず2スロで死ぬほど負けた状態を作る
↓
次に20スロを打ち出玉率を元に戻してあげる
↓
世の中のパチスロの殆ど低設定だから単純な差枚では負けてしまうが、レート差が10倍なので浮きまくる
↓
圧倒的勝ち組!!

出玉率98%の台を打ち続けて勝つことは不可能だけど、飲まれる時は2スロ、出る時は20スロと分けてあげれば良いんです。
何故2スロなのかと言えば単純に振り幅が大きい方が得をするからです。
特別なことは一切せずに誰でも簡単に勝てるのがこの攻略法。
さっそくフリコブメンバー一同で試して来ました。
6月某日都内某所
「蔵を立てる方法を思いついたから数千円だけ用意して来てくれ」とバシバ・なつろう・なかじまの“貧困三銃士”を呼び寄せた。
4人でノリ打ちし、まず2スロで1人あたり1250枚マイナス目標で差枚-5000枚を達成した後、20スロで+5000枚弱サクッと出す作戦だ。
人数が多ければ多いほどこの攻略法は効率的に行えるのである。
がしかし、競馬と競艇でしこたま負けて電車賃すら持ち合わせてないバシバは来れないとのこと。レースにお金を賭けて自分は動けなくなるとは、なんと哀れな奴だろうか。
人数が減ってはこの企画が成立しない。
仕方ないのでフリコブのシゲキックスことレモンくんをわざわざ大阪から呼び寄せた。
僕が考えた最強の攻略法の内容を伝えた途端に魂が抜けたレモンくんと、この手の企画に慣れていて余裕な2人。
基準選びは自由。とにかく4人で協力して素早く5000枚飲ませることが重要。
2スロを打つ為だけに大の大人が朝からホールに並び (サムネ参照)

なかじまは「BLOOD+二人の女王」

レモンくんは「政宗2」

なつろうは「戦国乙女2~深淵に輝く気高き将星~」をそれぞれ確保。
単純に打ちたい台を打とうとしてるあたりイマイチ企画の意図を理解出来てない様子。
僕は仕事帰りに夕方から8万負けたことがある「ツインエンジェルBREAK」をチョイス。
-1000枚なんてお茶の子さいさい。
いざ、実践開始!
さっさと終わらせて旨い酒でも飲みに行こうなんて思っていたのに…

開始たったの100Gちょっとでボーナスを引き当ててしまうなつろう。
乙女はコイン持ちが良いのでやめていただきたい。

なかじまも朝から特化に入れるし
レモンくんに至ってはいきなり3桁スタートに加え


即座に秀吉決戦まで引っ張ってきてしまう始末。
揃いも揃って企画の趣旨を理解していないポンコツばかりである。
その後はコツコツと出玉を増やし、あれよあれよという間に4人中3人が箱を使うという最悪の展開に。20でやれ。
一方この攻略法の発案者兼リーダーである僕やーまるはというと、
たった1人で2500枚ほど投資していた。
『間違えて“ツインデビルBREAK”に座ってしまったのではないか』と思うほどの見事な飲まれっぷりに他のメンバーは軽く引いていた。
その後はなつろう・なかじまが元来の不幸体質を取り戻し順調に飲ませる中、レモンくんだけは恵まれたパチスロセンスで出玉を維持。
6択当てエスパーや300乗せなどのパワープレイを見せ、飲まれる気配ゼロ。
あまりの不甲斐なさに業を煮やした僕はここでレモンくんへ“ノリ打ち強制解除”を言い渡すことに。
恐らく出玉を出したのに怒られた上、ノリ打ちを解消させられた日本でただひとりの男だろう。
残った3人で-5000枚を目指すことに。
なつろう・なかじまにそれぞれノルマ-1000枚を課した。
そして僕は1人で6枚目、つまり3000枚のメダルをあっさり飲ませることに成功した。

時刻は15時を過ぎた頃…

なんとか死に物狂いで1000枚ずつの投資に成功した2人。
普段なら1000枚(2万円)なんてあっという間に溶かせるはずなのに…
2スロの緊張感の無さがそうさせたんでしょう。
ここで中間報告!
一応ここまでのざっくり計算した実際の出玉率を計算してみると…




という結果に。
さて、ここからが本題。
2スロで5000枚飲ませたこの状態でレートを10倍の20スロに引き上げ、あとはテキトーに乱れ打ちするだけで理論上は5000枚近く戻ってくるはずだ。
出玉率(機械割)を収束させるには本来は同一機種が望ましいが、低設定の出玉率自体は大差ないのでまたも自由な台選び。
なかじまはハーデスで400のヘルゾーン狙いというガチ?立ち回りからスタート。

真面目か。
僕は気分で座った閃乱カグラで投資2本でサクッとARTを獲得。

前半の出玉率72%からの跳ねっ返りをヒシヒシと感じる。
なつろうはリゼロを…

鬼天国ループさせ、低投資でゼロからっしゅを獲得。
「このままとんとん拍子で出しちゃうぞー!」なんて思っていたらレモンくんの帰りの新幹線の時間が迫っていると次回予告が…
わざわざ大阪から来てもらって飯も食わずに2スロを回して微勝ちしただけで、打ち上げもせずにひとり虚しくと帰ってもらうのはあまりも酷なので、キリのよいところで切り上げて撤退することに。
20スロ稼働終了、結果発表!

僕は追加投資をしたものの、閃乱カグラでボーナスと上乗せを繰り返して1000枚弱の出玉を流し、+10k。

なつろうはリゼロの出玉を維持し、+3kと微勝ち。顔が近い。

なかじまは旦那(ハーデス)にやられた為、嫁(ペルセポネ)を寝取ろうとするも失敗し、-15k。
一日中パチスロを回して満身創痍のおじさん達はG数のカウントすらしなかった為、20スロの出玉率の計算は出来ず。
結果は…
トータル差枚 約-5100枚
トータル収支 -12000円
最終的に差枚でも収支でもマイナスを叩き出すという散々な結果となってしまった。
というわけで今回の結論…
ツインエンジェルBREAKは恐い



凄くイイです。
ありがとうございますw